6年前、妹がステージ4の乳がんと診断され、
その後治療が始まった頃から、
私は眠れなくなりました。
頭の中で
「治療が効かなかったら」
「次の検査に数値はどうなっているんだろう」
など、考えても仕方がないとわかっていても
いつも、ぐるぐると回り続けていました。
疲れているのに眠れなくて、
眠れないから余計に体も心も消耗して、
でも、妹や家族の前では笑顔で過ごす。
そんな毎日が積み重なっていきました。
その頃から、それまで全く
やっていなかった、というか
やらないようにしていた
スマホゲームをするようになりました。
妹の診察に付き添った日の夜も、
検査結果を待つ緊張した夜も、
時間さえあればスマホ画面にくぎ付けになり
パズル系のゲームを夢中でやっていました。
ゲームをしている間だけは、
「このステージをどうクリアするか」
ということだけに集中できたし、
頑張りさえすれば
必ずクリアできる安心感もありました。
答えのない不安から、
一時的に逃避できるもの。
それがスマホゲームでした。
今になって思えば、あれは
脳がドーパミンを求めていたのだと思います。
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