2024年7月5日にスキルス胃がんステージ4の診断を受けました。
ステージ4の中でも末期にあたり、根治は期待できないとのことでした。
こんなに世界は優しかったとか、こんなに素晴らしい人たちが周りにいたとか、
こうならなければ気づけなかったことがたくさんあります。
それは確実に私に光をもたらしてくれました。
なんなら、生まれてきて一番幸せかもしれないです。
がんだから、末期だから、残り時間が少ないから。
どれも「不幸」の条件にはならないと感じています。
余命わずかになって、初めてわかったこと、感じたことを、このサロンでシェアしていきます。
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「無治療なら余命は3か月、長くても半年です」
そう宣告されてから世界が美しく見えるようになった。
なんて言ったら、強がりだと思うでしょうか。
でも、紛れもない事実です。
「末期の胃がんで余命3か月」という言葉のインパクトは
本人が思う以上に衝撃的なようです。
自分がそれを人に告げる立ち場になって初めて知りました。
もうひとつ初めて知ったことがあります。
それは周りにこんなに愛が溢れていたということです。
言葉にするととても陳腐ですが。
でも、そうとしか言いようがないことで、
それが私から見える景色を光で照らしてくれています。
私から事実を知らされた人は、
誰もが大きなショックを受け、とても動揺します。
でもそのあとは必ずその人の中のいちばん純粋なものを
真摯に、誠実に、私に差し出してくれるようになります。
どんな人からも私を大切に思う気持ちを感じました。
それぞれに形も表現も違うけれど、
全てにその人らしさがあって美しく、かけがえないものでした。
どれもが、愛でした。
それまでだってその人たちは愛だったのに、
当たり前の日常の中では中途半端にしか受け取れていませんでした。
でも、自分が極限の状態になったからこそ、
みんながこんなにも美しいものを携えていたことや、
それを私に与えてくれてもいたということを実感できたのです。
だから、いまが人生でいちばん幸せだと心から思います。
だから決して「死」そのものは不幸じゃないし、
それがもたらしてくれる幸福もあるから怖がらなくていい。
病気が治ったり裕福になったり名誉を得たりする以上の奇跡がある。
そういうことを伝えたいというのが、いま、私のしたいことです。
− 筆 者 −
森岡 亜由美
2024年7月5日に胃がん(スキルス)ステージ4末期の診断を受けました。
余命も数か月から一年弱と宣告されています。 全く予想もしなかったことが身に降りかかったわけですが、 もっと予想しなかったことは、告知以後、 人生でいちばん幸福で満たされた時間が訪れたことでした。
私は15年近くスピリチュアルな手法、リーディングやチャネリングをしながら、 現実世界で起こる様々な問題に直面する人たちが、 自分と向き合うことでそれを乗り越えるお手伝いをしてきました。
けれど、それは表層の問題を解決するのみで、本質的なものではありません。
ひとの本当の幸福とは、そこにたどり着くためにはどうしたら、 そう思って様々な教えをかじってみたものの、納得のいく答えは見つかりません。
でも、そうしたときに余命宣告を受け、それを公表した時から、 私は自分が探していた「幸福の答え」を知ることができた気がしています。
それは言語化が難しいものではあるのですが、 その片鱗を私の日々の発信から感じ取ってもらえたら幸せです。
− サロン運営者 −
岡田 のりこ
症状と体全体、そして食や生活、人間関係、心のつながりから、その人本来の自己治癒力を導き出し、自分らしく笑顔で生きるお手伝いをしています。
2008年から、東京・埼玉を中心に全国各地で講座を開催。
現在は、各種メールセミナーやオンライン・録画講座を中心に、体のしくみや自然療法をお伝えしています。
また、ポートレート撮影や、カードリーディングセッションなどで、笑顔を輝かせ写し撮る活動でも、たくさんの方に関わらせていただいています。
乳がんステージ4の妹に寄り添って6年目。
がんと関わる家族として、そしてなにより、亜由美さんの文章の大ファンとして、亜由美さんの言葉たちをしっかりと受け取って、いつでも読めるように残しておきたい、という想いから、このサロンを立ち上げました。
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